新泉社から8月に出版される『
継体天皇 二つの陵墓、四つの王宮』という本に
裏表紙とところどころ図版などのイラストを描かせてもらいました。
2007年の夏にNHK大阪文化センターにて?、森田克行・西川寿勝両先生が講演された内容が、読みやすい内容になって出版と相成りました。
内容は、古墳時代後期(仏教公伝の直前)の継体天皇という天皇が即位した背景を歴史書や先行研究がどのように述べているのかとか
即位後に宮を何度も点々としたことを戦国時代の兵法とも照らし合わせて語らせたり
現在最も定説となった継体天皇陵墓である今城塚の調査報告や
陵墓の埴輪の配列やその意味がどのように解釈できるのかとか
継体天皇の生きた時代の背景についてなど、とにかく継体天皇についてボリュームのある内容になっています。
私はこれでも少しは歴史をかじった身でありますのと
著者の先生が一夏ほぼマンツーマンでご教授くださったおかげで(笑)
かなり面白く読ませていただいたのですが、やっぱり歴史ってのは面白いよね、という再確認になりました。
教科書に載ってる内容は、こういった研究が積み重ねられていった結果であるために
その研究によって新事実が判明したら、変わっていくものなのですよね~
また、高校までの学校の授業だと、どうにも想像するのが安易でない時代なだけに
別の機会でこういったものを読むと、世界観が膨らんで面白いかもしれません。
個人的には古墳時代って平安・戦国・幕末以上に面白くてイジり甲斐のある時代だと思うんだ!!
皆様の知的好奇心が歴史方面に広がるきっかけになったら、と思います。
前作の『三角縁神獣鏡・邪馬台国・倭国』の本もよろしくね!!!(笑)
ちなみにそこそこに大きな本屋でないと現物は拝めないかと思います…歴史学系で学術書だからな…
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